子どもの権利条約総合研究所のフォーラムのご案内です。
いま、子どもや若者が元気を失っています。子どもの権利条約総合研究所では、子どもの自己肯定感の低下が、子どもたちの能動的な活力を喪失させていく原因になっているのではないか、と考えてきました。子どもの生きる意欲、学ぶ意欲、人とかかわり参加していく意欲、そのような人間として生きていくために欠かせない意欲を取り戻し、支えていくための実践や研究は求められている、といえないでしょうか。
今回は、そのような子どもの参加、活動意欲を高めていく地域の実践であり、子どもエンパワーメント条例でもある「子どもの権利条例」の役割、それとのかかわりでの学校における子ども支援、子どもの人権の現段階を明らかにし、日韓の比較検討を行ってみたいと思います。韓国では史上初めて、「児童・生徒人権条例」が京畿道で制定され注目されてきています。この条例のモデルとなったといわれている川崎市子どもの権利条例について、その10年の歩みを踏まえて検討してみたいと思います。
2日目は、子どもの自己肯定感、参加意欲、支援の現状などについて、日韓の共同調査の報告を受け、自己肯定感の総合的な検討をいっていきたいと思います。
子ども支援の実践的な研究を推進していくために、子どもの現場に携わっている多くの実践家、研究者、自治体関係者、大学関係者・学生など、この機会を大いに活用していただければ幸いです。
2011年1月25日
子どもの権利条約総合研究所
詳しくはこちらのPDFフォーラム子どもの権利研究 2011をご覧ください。