新宿スペースゼロにて子どもの権利条約２０周年記念イベントがＮＰＯ子ども権利条約総合研究所主催・全労済後援で行われました。ＮＰＯこども福祉研究所もボランティアでバックアップしました。２９日は、各ＮＰＯなどの展示や子どもたちのパフォーマンス、そして子どもの権利条約２０周年記念シンポジュウム、３０日は、東京弁護士会などによる『もがれた翼』の演劇の公演などもありました。会場においでになった方々の交流・ＮＰＯ同士の交流など、日頃なかなか顔を合わせないメンバー同士が交流を深める貴重な時間を過ごすことができました。

出会いが新たな活動のエネルギーになるとよいのですが・・・子どもの権利を考えるということに対して社会全体がなにか鈍くなってきているように感じられます。その一方で、児童虐待は増え続けています。どうしたら運動を広げ、子どもたちが次世代を支える意欲を持ているようにいきいきと暮らせる環境ができるのでしょうか？

次の討議は、９月３日・４日札幌で行われる「子ども施策　自治体シンポジュウム」となります。あきらめないことが権利実現だ・・・会場でも言われたことです・・・国連子ども人権委員会に提出するＮＧＯレポートの作成も進んでいるようです。そして、来年は、子ども権利条約第三回日本への審査の年でもあります。

東京では、９月２６日１３時から東洋大学で「これからの東京の子ども施策について・・・都議会各会派と語る・・｣が子ども権利条例東京市民フォーラム主催で開かれます。政権交代の激震の後各会派は子ども施策をどう考えていくのかを聞く最初の機会となります。ぜひご参加ください。

子ども権利条約２０周年イベントは終わりましたが、一歩の前進を確認しあうこのようなイベントがまた開けるとよいと思います。ご参加・ご協力いただいた皆さんありがとうございました。